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柑橘の種を捨てる前に


夫のお母さんから、八朔や土佐文旦、温州みかんなど

沢山の柑橘をいただきました。

自分たちで食べられる分を残して

ご近所の人におすそ分け。


前の記事で「果物は食べません」と書いたのですが

送ってくださる柑橘類はいつも美味しいので楽しみにしています。

夫は私以上に果物が食べられないので

私が食べきれなくて傷んでしまう前に切って冷凍へ。

料理をキリッとした味に仕上げたい時、味変の調味料にしたり

焼き菓子のアクセントに使います。あと白湯に入れたり。


今回、土佐文旦は実と皮と種に分けて

実は美味しくいただき

皮は煮詰めて液をシンクを磨く用の洗剤に。

煮詰めた皮もウェス布に包んでコンロ周りをふきふき。


種は焼酎に漬けて化粧水に。

柚子の種で作る化粧水のことを雑誌で読んだので

文旦でもできないかなと思ってチャレンジしたらできました。


文旦の種を焼酎につけて数日置いとくととろみの強い液になります。

肌につけるとぐんぐん吸い込み、表面はサラッと。

保存料が入っていないので、惜しみなく使えます。

これだけでは私は乾燥してしまうので導入化粧水として使っています。

生理前に肌荒れもしなかったし、肌に合ってるかもしれません。

アルコール分が強いので大丈夫かなと思ったのですが

ピリピリしたり赤くなったりしないので安心して使っています。


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今回は頂いたものを食べて終わり、ではなく

食べられない部分を捨てる前に掃除や化粧水に使ったりしてみました。

種を化粧水にするアイディアは簡単だし実用的で楽しいので

今後も柑橘類が家にあるときはやりたいですね。


環境配慮とかアースフレンドリーな活動って

調べて色んなことを知れば知るほど問題は山積みで

矛盾点や「結局どっちが良いのか」と比較するのが難しいテーマもあったりして

「アクションを起こすならあれもやってこれもやらないと。

一貫性を持たないといけないよね」という強迫観念のようになって

苦しくなってしまう事もあります。


でも1つでも、小さいことでも、気付いた時に

アクションを起こせたら良いと思うんです。

毎日じゃなくても。数日に一回とかでも。


私は「必要以上に物を買わない」のが

自分の性格にも合ってるし、いつもの生活に取り入れやすいので

買い物の時にはまず欲で買わないようにと思っています。

第一印象で可愛い!かっこいい!と思っても

まず他に似たものを持ってないか考えて

家に帰った後、使ってないものを処分してから買います。

それで買えなかったら縁がないと思って諦めます。


あとは「ゴミをちゃんと分別する」

これは私が小さい頃から母から教え込まれていたのと

ゴミの分別に厳しい地域で育ってきたのでもはや習慣になっています。


自分が頑張らなくてもシンプルに続けられる

そしてそれを楽しめるのがサステナビリティだと思います。


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これはメルボルンに住んでた時に庭に生えていた大きなレモンの木。


家のオーナーはあまり食べないそう。

処分するのも大変で、実がなると毎回害獣に悩まされていたようで

私に「どんどん食べてね!」と言ってくれました。

庭で果実が取れるなんてなんて素敵なんだろうと、よく庭に出て摘んで頂いてました。


ブラウンシュガーと混ぜてシャーベットを作ってデザートに。

あと水と塩とレモンとブラウンシュガーでスポーツドリンク風に。

メルボルンの夏は暑かったのを思い出します。

シャーベットはルームメイトがとても好物だったようで作ると喜んでました。


ここでも皮は掃除に使ってましたがオーナーが

「この辺の地域でそんなことするのはアリスだけだ。

日本の”MOTTAINAI”文化だね」と。


あんなに沢山美味しいレモンがなっていて

さらには食べずに捨てているというので

それはさすがに「もったいない!」の魂が燃えましたよ。


柑橘の話でメルボルンの思い出が蘇ったのでした。

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